2020.10.08 Thursday

奥谷さんが「如是我聞」の完結編を出版経済界で論客として活躍している奥谷禮子さんが「如是我聞」(徳間書店発行)を完結編として出版した。

奥谷さんは親しい経済人や政治家に2か月に1回のペースで4ページほどの冊子を送ってきた。奥谷さんは歯に衣を着せない厳しい調子で書いてきた。

「世相を一刀両断」ということだ。

小泉純一郎・元首相や吉永みち子、三木谷浩史、宇都宮健児、宮城まり子さんなどの対談が出ている。本の最初の方に「終刊を惜しむ」ということで朝日新聞のOBの早房長治氏など30人が名を連ねている。

| - | 13:36 | - | - | pookmark |
2020.10.07 Wednesday

アラブ2か国と国交回復
トランプ大統領の戦略に合わせたイスラエル


太郎 今年の9月までにアラブ首長国連邦(UAE)、バーレーンと相次いでイスラエルが国交を回復したが、どうしてここにきて急に仲が良くなったの?

 

阿部 イスラエルは諜報機関の「モサド」などのトップが湾岸諸国と秘密裏に高官と接触をしてきた。ネタニエフ首相などももちろんいろいろなルートで交渉をしてきた。そうした地盤ができているところに米国のトランプ大統領が11月の大統領選挙のためにひと
押しした。
このほかにイスラエルや湾岸国にとってはイランの脅威が大きくなってきている。核の脅威だけではなく民兵などがアラブ諸国に武力で進出しているという情報もある。イスラエルとアラブ諸国は1948年のイスラエルの建国以来敵対関係で来た。ここにきてイ
ランが敵になってきたのでそれを防ぐためには敵の敵は味方という論理で結びついたという面もあるね。

 

太郎 トランプ大統領が選挙で忙しいのになんでイスラエルと中東の国のためにこうした外交交渉をしたの?

 

阿部 今回の大統領選で苦戦が伝えられているトランプ大統領は人気を回復するためにイスラエルとアラブ諸国との国交回復に全力を挙げ実現した。米国ではキリスト教福音派が選挙民の4分の1を占めているといわれている。この層は親イスラエルの傾向が強いので
、選挙で票をとるにはイスラエルのために役立つことをしなければだめだ。そのためにはアラブ諸国とイスラエルの国交回復するのが一番だ。
トランプ大統領の娘婿のクシュナー上級顧問がこの交渉に一肌脱いている。クシュナー上級顧問はユダヤ人であり、イスラエルとの関係は深い。トランプ大統領の信頼も厚くイスラエルの駐米大使館をテルアビブからエルサレムに移すことを決めたときもクシュナー氏が働いたといわれている。


太郎 米国の大統領選挙のための国交回復ということなのか。


阿部 一つのきっかけではあるが、なぜこの時期に相次いで国交回復したのかというのはトランプ大統領の力が強かったということだ。それにしてもいままでイスラエルとアラブ諸国はエジプト(79年)、ヨルダン(94年)が国交回復しただけなので、ここにきての2か国の国交回復は、米国のトランプ大統領の力が大きかったということだ。

 

太郎 国交回復でどんな良いことがあるの?


阿部 国と国が仲良くなって大使館を作ったり、直行便の就航などができれば観光などにも良い影響が出る。このほかでは医療、ビジネス、技術、教育、治安など幅広く協力関係ができる。バーレーンなどは人口はイスラエルの5分の1で小さいが、国交回復するとい
うことがいろいろな面で実績が出てくるだろう。日本と北朝鮮のように国交回復してないと友好関係が進まない。


太郎この国交回復が日本への影響はあるの?


阿部 イスラエルとアラブ諸国が仲良くなり経済でも政治でもよくなれば、日本にとっても歓迎すべきことだ。いいことばかりでなく心配なことはパレスチナが孤立してしまうことだ。今回のことでもパレスチナは「アラブの大義」は失われた、といっている。500万人のパレスチナの人たちとイスラエルとの関係が悪くなることだけが心配だ。

| その他 | 16:04 | - | - | pookmark |
2020.10.07 Wednesday

本田靖春氏の「不当逮捕」を読み馬場君をしのぶ

 

東大の2年までのクラスは経済学部と法学部が一緒で、フランス語を取ったので13ルームだった。この会は2か月に1回の割合で「13会」を開いている。9月の中旬に幹事の村田君から「相原君から馬場義宣君が死んだ、といってきた。7月の時の通知で『神経
内分泌腫瘍で抗がん剤で治療中で欠席する』という連絡があり、この病気で死んだと思われる」という連絡が入った。
馬場君は法学部で私は経済学部ということもありそれほど親しくはないが、検事になり、父親の検事総長になった義統の後を継ぐのではないか、と思った。この知らせがあった時にたまたま読売新聞社会部からノンフィクション作家になった本田氏の「不当逮捕」(講談社文庫)を読んでいた。この本では読売新聞の社会部記者の特ダネ記者の立松和博が東京高等検察庁に逮捕された。

昭和30年初めの売春防止法をめぐり、読売が二人の代議士が贈収賄で逮捕されると一面で報じた。これに怒った高等検察庁が情報源を探すために立松記者を逮捕した。
この背景には検察庁の馬場派と岸本義広派の暗闘があり、馬場派の河井信太郎検事がネタもとだ、と読んで岸本派は逮捕に踏み切った。立松記者は最後まで取材源を明かさなかったが、読売新聞側が二人の議員に迷惑をかけたと全面謝罪して終わった。立松記者はこ
れがもとで城南支局長に飛ばされて不遇のうちに死んだ。
この本は講談社のノンフィクション賞を受賞し、本田記者の名を高めた。
馬場氏は検事総長になったが岸本氏は大阪から衆院選に立候補し当選したが選挙違反でたくさんの運動員が逮捕されて、岸本氏は2回目で落選した。34年前に出版された本だが今でも読みごたえがある。

| その他 | 16:03 | - | - | pookmark |
2020.10.07 Wednesday

「最後のトマト」
この本は日本生活協同組合連合会の竹本成徳・元会長が書いた本で連合会の出版になっている。竹本氏の娘さんが二期会所属の歌手の節子で、三井不動産にいた西村秀和氏と結婚している。西村氏からこの夏に義父の竹本氏がNHKの深夜便で「最後のトマト」を朗読するので聞いてほしいと言ってきた。この放送を聞いた。竹本氏は45年8月6日に修道高校2年生で工場の作業で働いているときに原爆を受けた。その日は日銀に務めていた姉を探しに行き、探したが頭が割れた状態で重体だった。父親が姉を家まで連れて帰ったがどうしようもなかった。
父親は「成徳、トマトを取ってこい」というのでトマトを持って行き父親はそれをジュースにして飲ませた。姉はおいしそうに飲んで息絶えた。
竹本氏はこの本をもとに全国で読み語りをして「二度と戦争はしてはならない」と若い人に話している。今年4月4日に88歳で死去した。
 

| その他 | 16:01 | - | - | pookmark |
2020.10.07 Wednesday

追悼録
神近義邦氏 長崎オランダ村、ハウステンボス創業者 9月5日歯肉がんで死去。享年78歳。

神近さんが長崎県旧西彼杵町の職員の時にオランダ村を開園した。私は朝日新聞時代に長崎にいたのでこの事業に関心を持ち神近氏にインタビューをした。自信満々で成功した。しかし、そのあとのハウステンボスではバブルがはじけたこともあり、失敗して00年に社長を辞任した。

 

塩飽二郎氏 元農林水産審議官 8月30日死去。享年87歳。
農林省では国際畑を歩んだ。私の高校の友人の大河原新太郎さんが塩飽さんと親しくして釣りの仲間であった。

葬儀はコロナの時代ということもあり30人ほどしか来なかった。

ジュネーブで同じ時期にいた大蔵省出身の大野功統(よしのり)元防衛庁長官、通産省出身の黒田真・元三菱商事副社長などが参列した。


西川善文・元三井住友銀行頭取、日本郵政初代社長。9月11日死去。享年82歳。
西川氏は磯田一郎・頭取や樋口広太郎・副頭取に重用されて安宅産業の処理などに携わった。磯田氏がイトマン事件で当時の河村良彦社長に引きずられて不良資産を作り始めたときに西川氏が磯田氏を引きずり下ろした。その辺のいきさつについては自ら書いた「ラストバンカー 西川善文回顧録」(講談社)に出ている。
しかし、西川氏は小泉内閣の時、竹中平蔵総務相の推薦で日本郵政の社長になったことで銀行からの信用も失った、民主党政権になり斎藤次郎氏に交代させられて、郵政の方からもやめさせられることになり、最後はみじめであった。

 

アルフォンス・デーケン氏 カソリック司祭、上智大学名誉教授
9月6日肺炎で死去。享年88歳。
死をタブー視する状況に対して「死への準備教育」を提唱して賛同した市民により「生と死を考える会」を作った。私も長男の裕太が突然死したことからこの会に誘われて参加して心の不安を鎮められた。


楠兼敬(くすのき・かねよし)元トヨタ自動車副社長、元日野自動車会長
9月16日腎不全のために死去。享年97歳。


村山利雄・元日立造船社長
9月24日急性肺炎のため死去。享年100歳。
永田敬生社長が日立造船の基盤を作ったが、そのあとを継いだ。


川村二郎・元週刊朝日編集長
9月29日肺がんのために死去。享年78歳。
川村氏は私の1年先輩で、最初の任地は大分支局だった。私は長崎支局だったので川村氏の話はいろいろ入ってきた。赤いフェアレディの車で取材先を回って派手なことが大分中で評判になった。そのあと出版に行き週刊朝日で活躍した。現在、月刊誌「リベラルタイム」で「川村二郎の日本人の矜持」を連載していた。11月号には「休載です。次号をお楽しみに」と書かれていた。

| 追悼録 | 16:00 | - | - | pookmark |
2020.08.31 Monday

日本不動産ジャーナリスト会議(REJA)の幹事だった加藤憲一郎さんが死去。


住宅業界のご意見番
加藤憲一郎さんは20年2月26日に脳内出血で死去した。享年89歳。


加藤さんは住宅問題評論家として不動産業界や住宅業界で取材し意見を述べ見識を披露してきた。宮崎県出身で東京大学文学部を卒業した後、主婦の友社に入ったあと退職し、住宅新報社に入った。

出版局で「住宅画報」の編集長を務めた。その後、住宅問題の評論家として独立して活躍してきた。東急不動産の金指潔会長などとは親しく付き合ってきた。

金指会長が東急ホームの社長をした時からの関係であり、東急不動産のパーティーなどでは金指潔・会長が挨拶の時に「お忙しい中で長老の加藤さんまで来ていただきありがたいことです。

加藤さんも元気でこれからも活躍してくださいね」というほどであった。


REJAでは長い間、幹事を務めていただいた。長老としての今までの経験を若いジャーナリストや業界の人の参考にしたいと82歳の加藤さんに講演をしてもらおうと企画した。2013年9月にプレスセンターで「住宅産業の形成と発展」を第一回として14年3月の第四回の「これからの住宅産業の方向」までのテーマで話してもらった。

 

加藤さんも今まで書いた原稿や講演をまとめて要領よく話してくれた。加藤さんは「どれほど参考になったかわからないが、今までの勉強の成果を披露できたと思う」と話していた。
この講演の後、加藤さんはREJAの会合に出てこられなくなった。奥さんの洋子さんが8年前の12年4月に亡くなったこともあり心配していた。そうした中での突然の訃報にびっくりした。

ご冥福を祈ります。天国で洋子さんと仲良く楽しんでください。

| 追悼録 | 18:51 | - | - | pookmark |
2020.08.31 Monday

広報ソリューション懇話会へのコメント
東京都の区の動きに目を離せない(8月20日)

 

コロナの問題などで東京都の小池知事が毎日記者会見しているので目がそちらに向けられるが、区の動きにも注目する必要がある。千代田区は23区で一番カネを持っており約6万人の区民にコロナの支援金として12万円(毎月1万円)出す。(7月21日)石川区長がこの方針を出したのに対して区議会が「不正なマンションの購入してそれを隠すために支給するのではないか?マンション購入についての問題を解決してからだ」と反対しているが石川区長が支給を決断した。

マンションの問題はこれからも尾を引きそうだ。
新宿区も感染見舞金を一人10万円出す(7月17日)。区のばらまき合戦の様相を呈している。

| - | 18:49 | - | - | pookmark |
2020.08.31 Monday

追想「一柳東一郎」が4年たって出版
沖縄のサンゴに朝日新聞の写真部の記者が傷をつけたことで社長を辞任した一柳東一郎の追想記が死去した4年後の20年6月にできた。(16年6月7日死去)。

この本を早く出版したいと家族の咲子夫人にお願いしたいところ「サンゴ事件でやめた夫なのでそうしたことは遠慮したい」と断られた。18年の3回忌が過ぎたときに秘書を務めた羽原清雅氏が頼んだところOKが出た。
追悼集の刊行委員会が作られて中江利忠・元社長や浜田隆・元専務、桑田弘一郎・元テレビ朝日社長などの長老の下に、羽原氏など若い政治部OBが集まり作業をした。朝日新聞の後輩43人と家族の3人の一柳社長への思い出が綴られている。政治部が長く政治部
長や編集局長など歴任したので政治部の出身者が多い。その中で経済部出身の浜田氏は「確かなリーダーシップ」という中で「31年前、一柳社長はいわゆるサンゴ事件で退任した。

あの時、ご本人にも申し上げたが、私はいまだに納得できていない」と書いた。
このほか論説主幹を務めた松山幸雄氏は「度胸のよい指揮官」と一柳社長の行動をほめている。

| その他 | 18:48 | - | - | pookmark |
2020.08.31 Monday

最大の資産規模の銘柄が誕生
不動産投資信託(J−REIT)で資産で最大の銘柄ができる。8月28日に発表された内容は資産規模が業界第4位「日本リテールファンド投資法人」と26位の「MCUBS MidCity投資法人」が来年3月1日付で合併する。

合併後の資産規模は1兆円を超え1兆1915億円と現在トップの三井不動産系の日本ビルファンド投資法人の1兆1675億円を超える。J=REITは三井不動産の岩沙弘道会長が不動産への資金導入が必要だと20年前に日本に創設した。

| 経済・財界 | 18:47 | - | - | pookmark |
2020.08.31 Monday

(追悼録)
須藤甚一郎・東京都・目黒区議・芸能リポーター
8月11日多臓器不全のため死去。享年81歳。
週刊誌のライターからテレビに進出して日本テレビ系の「ルックルックこんにちは」などで活躍して99年に目黒区議に当選して現在6期目。

 

金子尚志・元日本電気社長

8月8日老衰のために死去。享年86歳。
ワンマンの関本忠弘社長の後引き継ぎ4年半で西垣浩司氏にバトンタッチした。

 

砂原幸雄・元TBS会長

8月12日にがんのために死去。享年83歳。
TBSのプロデューサーがオウム真理教幹部に坂本堤弁護士の取材ビデオを見せた問題で引責辞任した磯崎洋三氏の後任の社長に就任した。

 

松井義雄・元読売新聞東京本社社長

8月13日肺炎のために死去。享年82歳。
経済部の記者として活躍した。

 

望月幸明・元山梨県知事

8月8日老衰のために死去。享年96歳。
1979年山梨県知事になり3期12年務めリニア新幹線の実験線の誘致に取り組んだ。

 

桂泰三・元シャープ副社長

8月8日副じん不全のために死去。享年90歳。
私が大阪経済部の時代に佐伯旭・社長の下で副社長を務めた。

 

斎藤盛也・三井不動産副社長

8月23日急性腎不全で死去。享年81歳。

 

渡哲也・映画俳優 8月10日死去。享年78歳。
NHKで渡哲也のしのぶドラマを30日午後4時過ぎにやった。渡が新聞記者から弁護士になって学校で校長を殺したという罪で逮捕された女性教諭を救う話には13年前のものだが涙が流れた。正義感あふれる弁護士役が似合っていた。

 

山崎正和・劇作家・文明評論家 8月19日悪性中皮腫のために死去。享年86歳。

サントリー文化財団などの芸術文化の振興に力を尽くした。

| 追悼録 | 18:46 | - | - | pookmark |
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