2019.11.04 Monday

株主第一主義の見直しの動き

三井不動産の記者懇親会は一般紙、業界紙、アナリストなど毎年100社以上の記者を
集めて盛大に行う。今年は10月9日に三井不動産本社のホールで行われた。最初にあい
さつするのは菰田正信社長で最近の業績などを話した。「今年度も増収増益になり経営は
安泰です。国内では日本橋を中心にした街づくりが進んでおりコレド日本橋もオープンし
ました。海外でも米国や欧州も順調に進んでいる」と胸を張った。
次いで乾杯の音頭は岩沙弘道会長である。岩沙氏は「菰田社長が会社のことを述べたの
で私は経済界の動きについて話します。米国で大きな動きが出てきました。それは今まで
の株主第一主義の見直しです。米国の財界であるビジネスラウンドテーブル(181社で構
成)で株主第一主義を見直すという決議をしました。お客様、従業員、取引先、社会とい
うステークホルダーについて配慮することが必要である。株主については短期でなく長期
の視点で尽くす、ということが必要だ、と決めた。「これは大変なことです。米国の経済
界が日本のやり方が良いということで修正してきた」と話し乾杯した。
東レの日覚昭広社長は9月に経営塾が開いているフォーラムで講演して「米国でビジネ
スラウンドテーブルで株主第一主義の見直しが行われて経営者181人の署名を集めた。
長年大切にしてきた日本的経営がやっと世界的に世界に理解されてきたとの思いを強くし
た」と述べた。

| その他 | 21:07 | - | - | pookmark |
2019.11.04 Monday

東大経済学部が創立100周年記念の式典
東京大学経済学部ができて4月に100周年になることから10月25日に祝賀式典が
行われた。渡辺努・経済学部長が「大学院では経済専攻(10講座)とマネジメント専攻
(4講座)の2専攻制を整備するとともに学部では金融学科を加えた3学科制にして教育
と研究の充実に取り組んでいる」と述べた。次いで三村明夫・日商会頭(次の100年基
金募金委員長)が「創立100年はおめでたいが、これからの大学は何を発信してゆくか
考えていただきたい。経済成長を望むが、その一方で所得格差を生んでゆく。所得格差は
どの程度まで許されるのか。さらに金融が実物経済を振り回している。2014年からの
1万円札の渋沢栄一は初代の商工会議所の会頭でした。481の会社を作り600の教育
機関を作りました。この渋沢は利益を上げるには公益を考えなくてはいけないと言ってま
した。ぜひこうしたことも教育していただきたい」と述べた。次いで前日銀総裁の白川方
明・経友会会長がお祝いの言葉を述べた。そのあとで岩井克人・東京大学経済学部名誉教
授が「経済学を学ぶことの幸運、日本で経済学を学ぶことの使命」の講演をした後で祝賀
会に入った。雨の中で100人を超える人がお祝いに駆け付けた。
 

| その他 | 21:05 | - | - | pookmark |
2019.10.02 Wednesday

代理ばかりのパネルディスカッション
パソコンで地方の情報を流しているふるさとテレビ」は9月27日に「2020オリパ
ラサミット」というテーマでシンポジウムを行った。午後4時から始まり最初にあいさつ
をしたのは今年に会長になった川村隆・東京電力ホールディングス会長が「来るべき来年
のオリンピック・パラリンピックを盛大に行いましょう。そのために今回のシンポジウム
を開きました」とあいさつをした。その後、小池百合子都知事が基調講演をした。現在ま
での施設の進み具合などを詳細に説明した。
そのあとで開かれたシンポジウムでは武藤・オリンピック・パラリンピック事務総長、
田中・復興大臣、橋本オリパラ担当大臣、鈴木スポーツ庁長官の4人のシンポジウムの予
定だったが4人とも来られずに武藤事務総長の代わりは女性の広報部長だった。武藤氏の
名前が堂々と書くれていながら女性が出ているのは何とも異様な風景だった。司会の浅野
・元宮城県知事も力が入らない風だった。
8千円の会費を取られた人は「こんな代理ばかりなら来るんではなかった。ひどい」と
も文句を言っていた。

| その他 | 14:34 | - | - | pookmark |
2019.10.02 Wednesday

日本不動産ジャーナリスト会議が30周年の記念講演会開催
不動産・住宅関係のジャーナリストが集まり毎月日本記者クラブで勉強会をしている「
日本不動産ジャーナリスト会議」(REJA・阿部和義代表幹事)は10月4日午後4時30分
から日本記者クラブの9階の大会議室で創立30周年の記念講演会を行う。テーマは
「Society5.0時代の不動産住宅市場」で講師は前地方創生担当大臣の片山さつき氏が「地方
創生とSDGs」を話す。次いで不動産学会の原科幸彦会長(千葉商科大学学長)は「SDGs
の推進と不動産開発」を話した後、最後はソフトバンクの「ソフトバンクの最新技術を用
いた各種産業へのアプローチ」をテクノロジーユニットLoT&AI技術本部長の丹波懬寅氏が
話して終わる。午後7時には終了予定である。
REJAは430種年を記念した記念誌を作ったので会場で配る。講演会も記念誌も無料。

| その他 | 14:34 | - | - | pookmark |
2019.10.01 Tuesday

100年経営研究機構第4回の年次発表会
日本の老舗について研究している100年経営研究機構の第4回の発表会が外国人記者
クラブで9月28日に開かれた。代表理事の後藤俊夫氏(日本経済大学大学院特任教授)
は「今や日本の老舗が世界の注目を浴びている。全国に260万社ある企業のうち100
年続いている100年企業は25321社ある。(2014年調べ)1000年続いてい
るのは21社もある。こうした長寿企業が生まれるのは日本だけである。今や中国が研究
を始めており、中国に招かれて今年は3回行った」と述べた。代表例として金剛組
(578年創業)の例を挙げた。これからは具体的に企業について個別に調べてゆくこと
を後藤代表は指示した。約100人が参加して討議した。
 

| その他 | 16:04 | - | - | pookmark |
2019.10.01 Tuesday

ダイヤル・サービスが50周年の感謝の集い
今野由梨社長(83)が率いるダイヤル・サービスが今年50周年になり9月26日に
パレスホテル東京で感謝の集いを行った。最初にダイヤル・サービスの歴史を約8分にし
たビデオを流し、今までの苦労を明らかにした。そのあとで今野社長が「今までのいろい
ろな人との喧嘩をしてきました。本当に女性として事業を立ち上がることが大変か、を実
感した」としみじみと述べた。今野さんは石原俊代表幹事の時代に同友会に女性7人のう
ちの1人として加入して、財界でも活躍した。

| その他 | 16:04 | - | - | pookmark |
2019.08.27 Tuesday

外国人落語家が外国人記者クラブで会見
日本語でなく英語、フランス語で落語を披露している桂三輝(Katsura Sunshin)が8月
22日に外国人記者クラブで記者会見した。9月にニューヨークで公演をするために会見
した。英語やフランス語で落語をするのでどれだけ日本の落語が受け入れられるか。カナ
ダ・トロント出身で99年に日本の伝統芸能の研究のために来日し、08年9月に桂三枝
(現文枝)に弟子入りして09年に三輝の名前を得た。100年ぶりの外国人落語家にな
った。現在はニューヨークを中心に落語を披露している。
この夏にたくさんの本を読んだがそのうち2刷を紹介したい。

| その他 | 19:54 | - | - | pookmark |
2019.08.27 Tuesday

朝日新聞の部数減り減収、減益ながら9期連続の最終黒字
朝日新聞社は6月25日に大阪で株主総会を開き、18年度(18年4月から19年3
月まで)の決算を発表した。それによると販売部数、広告収入ともに減り営業収入は
2454億8200万円の前期比3・8%減で6期連続の減収になった。当期純利益は
51億300万円と前期比で3・1%の減益になった。しかし、減益ながら9期連続の最
終黒字になった。
若年層を中心として新聞離れによる部数減と新聞の広告離れは続いている。朝日新聞社
は市場の破壊的な変革に立ち向かうためにデジタル事業の成長を加速させるために組織な
どを変える「デジタル・トランスフォーメーション」に取り組み始めた。
さらに全社的な視点に立った人材配置を始めて、18年6月に人材戦略本部を作りデジ
タル・イノベーション本部に10数人の技術者を移動させた。
販売部数は朝刊576万4千部、夕刊は178万7千部に落ち込んでいる。注目される
のは、出版不況の中で「朝日新聞出版」は創立以来11期連続の黒字を記録した。

| その他 | 19:52 | - | - | pookmark |
2019.05.30 Thursday

日銀は昔の軍隊と同じか?インパール作戦に入ったのか

 

私の朝日新聞経済部の記者時代で一番充実し勉強していた時は日銀の担当時代である。40年以上前だが森永貞一郎総裁・前川春雄副総裁の時代であった。森永総裁など日銀の幹部の発言は重かった。公定歩合の取材などでは毎日夜回り、朝駆けで一句、一句を吟味してキャップなどといつ上げるかなどの方向を見定めた。


それに比べると今の黒田東彦日銀総裁などの発言は軽すぎるし、失敗をしたことに責任を取るどころか図々しく居直っている感じである。6年前に華々しく登場した黒田総裁、岩田規久男・副総裁は「2年以内に消費者物価を2%に上げデフレ脱却を目指す。実現しない時には責任を取り辞任する」とまで勇ましかった。ところが物価は2%には届かないどころかデフレが続いている。物価を上げて景気を良くするというリフレ派の学習院大教授だった岩田副総裁などは「2%にならなかったら辞職する」とまでたんかをきった。その発言はどこへやらほッ被りして舞台から消えていった。


こうした日銀幹部に対して日銀を取材していたOBたちは怒っている。そうした怒りを納めるような本が出た。朝日新聞編集委員である原真人氏が小学館新書で「日本銀行『失敗の本質』」 という本を出版した。原氏は安倍晋三首相の経済政策について「アベノミクス」と命名した最初の記者である。黒田日銀総裁の誕生から記者として観察してきた。その結果を今回の本にまとめた。それによると黒田日銀総裁の金融政策は戦前の軍部が取った作戦と驚くほど似ているという。開戦前夜から失敗の発端、奇襲、転機、強行、誤算、泥沼と日銀の政策と比較している。強行というところではマイナス金利をEUと同じように導入した。これは軍がインドを攻略するために立てたインパール作戦である、という。悲惨な戦いになり食糧不足で何万の将兵が死んだ。さらにレイテ沖海戦になり、現在は沖縄戦で泥沼に陥っている。


国の借金がGDPの2倍以上あるという異常な状態の中で日銀は国債を発行して上場投資信託(ETF)、上場不動産投資信託(Jリート)を買い続けて株価を維持し景気を下支えしている。この結果、日銀が大株主の会社が増えてきている。原氏はこうした現象を「財政ファイナンスの罠」と解説している。


こうした原氏の説に対して援護する経済理論が出ている。MMT(モダン・マネタリー・セオリ)である。日本は財政赤字にも関わらずに物価は上がらずにそれなりの経済成長をしており、もっと財政を使って介在成長を目指すべきである、という。米国のニューヨーク州立大のケルトン教授が4月17日の朝日新聞で述べている。


私はこの説を取らずに原氏の日銀の失敗と考える。バブルと同じように結果が出るのは先である。しかし、財政をこれ以上増やすことは子供たちにつけをまわすことになろう。


原氏は広報ソルーション懇話会主催で7月1日に日本記者クラブで「日銀の失敗とアベノミクス」というテーマで講演をする。

 

| その他 | 17:05 | - | - | pookmark |
2019.05.30 Thursday

経団連の中西会長が総会前に入院

日本経団連の中西宏明会長が30日に開かれる予定の総会の前に入院した。事務局が27日に発表した。6月末までには退院する予定というが、病状についての説明はない。総会の議長は審議委員長の古賀信行・野村ホールディング会長が務める。

 

| その他 | 17:04 | - | - | pookmark |
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