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2009.02.21 Saturday
エコツーリズム推進法ができてこれから市町村で条例作り。
各市町村の知恵比べ

黒田大三郎(くろだ・だいざぶろう)
 環境省自然環境局長
 『プロフィール』東京都出身。千葉大園芸学部卒。1975年環境省入省。自然環境局野生動物課長、自然環境計画課長などを経て、大臣官房審議官。08年7月から現職。56歳。


 −環境省が行っているエコツーリズムについいては、この欄でも05年7月号で小野寺浩自然観光局長、06年8月号で小池百合子環境相に登場してもらいました。黒田さんで3人目です。ここに来ての新しい動きについてお話をお願いいたします。

 エコツーリズムについては、08年6月に「エコツーリズム推進基本方針」が閣議決定しまました。この閣議決定で07年6月にできた「エコツーリズム推進法」に具体的な方策ができたということです。この推進法は環境省、国土交通省、農林水産省、文部省の4省の共管になっていますが、環境省が中心になって勧めていくことになってます。この基本方針ができて9月に東京で開かれた旅行博で、エコツーリズムについて出展したところすごく人が集まっていました。エコツーリズムについて一般の人に芽生えが出てきたとホッとしました。


 −この法律について説明していただけますか?
 この法律は兵庫一区選出の盛山正仁議員(自民党)が中心になって作ったものです。エコツーリズムについては観光旅行者が自然観光資源について知識がある人から案内や助言を受け、資源の保護に配慮しながら、触れ合い、知識や理解を深める活動、と定義しています。この背景には環境問題への高まりと観光による踏み荒らしやごみ散乱などの悪影響が出ていることがあります。基本理念として4つのことを上げてます。まずー然環境への配慮観光振興への寄与C楼菴橋修悗隆麝伸ご儻教育への活用、です。この中で観光を重視しています。環境省が管理している国立公園は29あり、そのほか国定公園もあり、こうした自然を観光というビジネスに活用してもらうということです。

 −観光から自然をどう守っていくかが大きな問題ですね。
 このために地域で協議会を作ってもらいます。市町村が観光事業者、NPO、専門家、土地使用者、行政機関で構成されます。ここで条例を作ります。マナーとルールを作って資源を保護してもらうことになります。例えば水芭蕉の柵が壊れれば直せばよいが、海がめなどは光を当てると上陸してきません。こうしたことをルールにしてゆくのです。こうした手順はめんどくさいのですが、やらなくてはいけないことです。
 −この法律ができたことで環境省としてどの程度の職員を増やしますか?
 行政改革の時代だけに人はそれほど増やせません。エコツーリズム推進のために専門官と係長の二人を増員しました。環境省全員で1200人ですから少ないものです。環境を守ろうという意識が出てくれば人も増えてゆくものと期待しています。
| 観光立国 | 08:22 | comments(0) | - | pookmark |
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