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2009.11.18 Wednesday
民主党政権になって、観光政策は前原大臣や辻元副大臣が発言することになった。観光庁の役人は現状などについてしか発言できない。そうした中で観光と地域についての現状を聞いた。

観光立国を支える人たち

 観光庁観光地域振興課長 笹森秀樹(ささもり・ひでき)

 宮城県・仙台市出身。84年3月東北大工学部卒。建設省に入省。大臣官房技術調査課建設技術調整官。08年7月総合政策局観光地域振興課長。08年10月現職。49歳。

 ―民主党政権になって、政策は前原大臣や辻本副大臣がしゃべるので、役人はしゃべってはいけないということのようですね。

 そうなんです。今回のインタビューも地域振興と観光の現状ということで引き受けました。

 −旅館というのは中小企業であり、景気が悪いので大変だと聞いています。地域振興のためには旅館が元気にならないとどうしようもないと思いますが。

 申し訳ないのですが、旅館業というのは観光産業課が所管しており、そちらで聞いて欲しい。観光地を地域として見ますと、お客が入っているところもあれば、長期低落しているところもあります。遠くでも行ってみたいところもあれば、近くでもそれほど行きたいと思わないところもあります。交通の便が良いとか、旅館が整っているとかではありません。個性的でオンリーワンという特性が生かされていれば、お客が来てくれます。住んでいる人が生き生きしているところには観光客が来ますよ。

 −地域に個性的なお宝を発見することが振興に役立ちます。よそ者、若者、ばか者が必要だといわれています。

 その通りですね。よそ者は冷静に一歩引いて情勢を見て、クールにアドバイスしてくれます。若者は行動力があり汗をかいてくれる。ばか者はいろいろな誹謗中傷に負けずに引っ張っていく、ということです。いまの観光地といっても40年から50年です。精進して勝っているところもあれば、没落しているところもあります。がんばっているところは良い観光地になっています。一定の努力が必要です。

 −観光地域振興課長になるまでの仕事は道路やダム作りでした。違和感はありませんか?

 観光地まで運ぶのが道路などなので観光の手段であり、今の仕事は目的に近づくための仕事になり、違和感はありません。

 −前原大臣は観光に力を入れる、といっています。予算も今までの4倍の260億円になると聞いています。

 観光立国を推進するということです。ということは観光圏整備に金がつくということです。私の管轄であり、全国に30地域の観光圏があります。21年度に14地域が認定されました。平戸・佐世保・西海ロングステイ観光圏や北海道の知床観光圏などです。こうした観光圏を振興して景気回復する狙いもあります。観光はいろいろな仕事があり雇用促進の役割も担っています。観光の雇用は441万人といわれています。この数を増やすことが景気対策にもなり、必要でしょうね。
| 観光立国 | 07:23 | comments(1) | - | pookmark |
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