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2010.04.08 Thursday
 損害保険ジャパン理事CSR総括部長 関正雄さん

 (せき・まさお)

 静岡県出身。1976年3月東大法学部卒、安田火災海上(現損保ジャパン)入社。システム企画部、社長室、営業開発第一部、近畿総務管理部などを経験し03年7月コーポレートコミュニケーション企画部社会・環境室長に就任。同年12月にCSR・環境推進室に名称変更。09年7月から理事CSR総括部長。56歳。

 −損保ジャパンはCSRや企業倫理などに対してどのように取り組んでいますか。

 02年7月に安田火災と日産火災が合併して損保ジャパンとしてスタートした時に新しい経営理念と行動指針を作りました。経営理念は個人と企業活動に関するリスクに卓越した「解」を提供することを誇りとします、と最初に謳ってます。次にお客様に期待を絶えず上回るサービスを提供し株主価値を創造し、社員とともに成長します。三番目には先進的な戦略と積極的な行動により日本を代表する高いプレゼンスのある企業グループであり続けます、としてます。行動指針はサービス、、スピリッツ・オブ・フェアネス(公正)など5つのSを実施するようにしています。

 −こうした経営理念や行動指針をどのように実施していますか。

 わが社はCSRをESRと置き換えています。Eは社員のことで企業の社会的責任ではなく社員一人ひとりの責任を求めています。このために認知、理解、共感することから日常生活で行動することが大切だとしています。このために新任の総合職に対して丸一日CSR研修をしています。この研修では車椅子に乗ったり、アイマスクをつけて目が悪い人と同じ状態で歩いたりする経験もします。数年たって研修で何を覚えているか、というとこうした経験を覚えているようです。

 −本業の強みを生かしてCSRを推進するために4つの重点課題を掲げているようですが、具体的にどのようなことをしていますか。

 最初に気候変動における「適応と緩和」をあげています。具体的にはタイ東北部で旱魃で米が取れなくなっています。こうした時に備えて「天候インデックス保険」を発売しました。一定の雨量以下になると保険が出るというものです。1月25日にタイで発売記念式をしたところ財務大臣まで出ていただきました。CSR金融では世界的に問題になっている土壌汚染に対しての保険を作ったりしています。

 −ポイント制度を使って社員が社会貢献したのを合計してNPOなどに寄付しているそうですが。

 社員が社会貢献をしたのを点数にして年2回合計して、会社が寄付する制度です。社員がそれぞれEラーニングで計算して会社に申告します。毎年百万円ほど環境保護団体などに寄付しています。

 −保険金の不払いがあり、社会問題になりました。どうしてこういうことが起きたのでしょうか。対策は売っていますか。

 95年に保険の自由化があって、各社の競争が激化して目線が競争各社に行ってしまい、お客様をないがしろにしていました。06年に問題になりこの教訓を生かすために08年2月に改定した保険商品を出しました。それとともにお客様の声を聞くようにして、そうした声を集めて「お客様の声白書」を07年から出しています。10年3月には日本興亜損保と統合することもあり、こうしたお客様の声を聞いていく必要がますます高まっています。
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