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2013.07.23 Tuesday
 

観光立国を支える人たち 

 開港35年で3千万人の旅行客を集めた成田空港。株式上場を目指してさらに飛躍してゆく

成田国際空港社長 夏目誠(なつめ・まこと)

 千葉県出身。71年6月東京大学法学部卒、7月日本国有鉄道に入社。87年4月東日本旅客鉄道総務課長、人事部人事課長などを経て96年6月取締役経営管理部長。2003年副社長・事業創造本部長。05年東日本キヨスク社長。12年6月現職。

 

 ―13年5月20日に開港35周年を迎えました。まだ、社長になって1年足らずですがこれからの抱負などについてお聞かせください。

 成田国際空港は世界38の国・地域の98都市とつながっており航空会社83社が乗り入れており国内では最大の空港会社です。今までは世界各国と国際航空ネットワークを結び重要な社会インフラとして国際航空拠点としての役割を果たしてきました。ところが時代はめまぐるしく変わってきています。アジアの急速な経済発展を背景にアジア各国の空港間競争はますます激しくなってきています。韓国、シンガポール、中国などは空港の容量を大きくしてきています。そうした流れの中で空港容量30万回への拡大はぜひ実現しなくてはならないとおもっています。

 ―政府が進めているオープンスカイ政策に対してどのように対応しようとしていますか?

 今の政府は成長戦略の一環として世界各国とオープンスカイ政策を進めています。民間の航空会社が相手の国の航空会社と自由に路線を決められます韓国は米国といち早くオープンスカイを結んで01年にはソウル近郊の仁川空港を作り旅客数を増やしました。各国とも国際空港のハブ化を進めています。今注目されているのはドバイ空港です。この空港を拠点にしたエミーレツ航空は成田空港を東日本の拠点とみて3年前に就航したがドバイから欧州を中心に133都市を飛んでいます。この拡大路線については空港会社だけでなく日本の航空会社も注目してみています。

 ―今年を起点にし15年までの中期経営計画を作ったそうですが、どのような目標を掲げていますか?

 私たちのグループ会社はこの3年を「オープンスカイを迎えて『お客様から選ばれる空港』の期間と位置づけています。13年度のダイヤからオープンスカイを最大限活用して路線誘致に積極的に取り組み15年度には航空機発着回数26万回、航空旅客数3700万人(12年3279人)を目指します。このほかに非航空収入の拡大にも努めてゆくつもりです。首都圏の多様なニーズにこたえられるようにマルチ・ファンクション・エアポートとしてお客様から安心で信頼される魅力ある空港を目指してゆきます。

 ―09年に株式を上場する計画がありましたが、どうなっていますか?

 首都圏での空港容量の拡充や全国の航空経営のあり方に関する議論を踏まえて国が検討していると聞いています。上場に必要な社内体制は出来ており、国のゴーサインを待つばかりになっています。

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