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2013.08.18 Sunday
 障害のある人たちにも楽しんでもらう観光施設などを作るユニバーサルツーリズム

 観光庁観光産業課専門官 木村和弘(きむら・かずひろ) 1989年運輸省(現国土交通省)入省、官房人事課任用第一係長、同服務第一係長などを経て、2011年4月日本小型船舶検査機構総務部人事課課長代理。2013年4月に現職。43歳。

 ―観光庁に来るのは初めてだそうですが、早速ユニバーサルツーリズムに取り組んでいると聞きました。ユニバーサルツーリズムというのは聞きなれませんが、何ですか?

 エコツーリズムやグリーンツーリズム、アグリツーリズムなどいろいろな言葉が出ています。流行になっています。そうした中でユニバーサルツーリズムは新しい観光の行き方です。一言で言えば「すべての人が楽しめるように作られた旅行であり、高齢者や身体上のハンディカップなどがある人などが、気兼ねなく旅行に参加できる事を目指している事」です。厳密な定義は決めていませんがすべての人が楽しめるように作られた旅行です。目が悪い人や車椅子などの人でも楽しく旅行できるようにする事です。海外ではこうした旅行は盛んです。日本ではまだなので条件整備をしているところです。

 ―具体的に観光庁としては何をしていますか?

 3月14日に第二回のユニバーサルツーリズム促進に向けた地域活動に関する検討会を開きました。この検討会ではユニバーサルツーリズムを受入れる地域側の受入れ環境整備のため地域の団体の取り組みや旅行会社との連携のモデルを作ったりなどの議論をしました。この検討会は3月に取りまとめて出来るだけ早くホームページに公表します。この検討会では神戸ユニバーサルツーリズムセンター代表の鞍本長利氏が神戸のケースを伊勢志摩バリアフリーツアーセンターの中村元・理事長が伊勢志摩の具体的な活動を報告してました。神戸では旅行業の登録をして車椅子で観光している。一方伊勢志摩では町全体が障害者が動きやすいようにバリアフリーにしている。こうした地域の活動だけではなく日本旅館協会や全国旅行業協会などの役員もメンバーになって、どのように旅行として皆で楽しんで採算が取れるかなどの話し合いをしています。

 ―健康な人でも旅行をする事は大変なのにハンディカップの人を楽しく旅行させるのですから苦労は多いですね。

 確かに今まではこうした人たちは旅行を諦めていました。しかし、今やオリンピックでもパラリンピックがあるように皆が同じように楽しむようになってきています。老人が多くなってきているので神社などでの砂利道をどのように歩き易くするかもこの検討会での課題の一つでした。観光庁としては海外でのモデルなどを参考にして出来るだけ早くまとめて、実際に旅行がたくさん出来るような体制を作っていきたいと思っています。

| 観光立国 | 12:15 | - | - | pookmark |
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