<< サウジアラビアのアルシャスリ博士が講演 | main | 小林惣一郎・元不動産流通研究所所長 6月25日多機能不全のため死去。76歳。 >>
2016.09.19 Monday

観光立国を支える人たち

 

 福島県・郡山市長 品川萬里氏(しながわ・まさと)

 福島県白河市出身。福島県立磐城高校を経て67年東大法学部卒。郵政省(現総務省)入省、貯金局長、放送行政局長、郵政審議官(国際担当)を経て2000年に退官。13年4月に郡山市長に当選し現在1期目。

―福島県への観光で一番心配なのは放射能の影響ですが、どのような状態ですか?

 前の市長の時代に「東日本大震災 郡山市の記録」を出して郡山の現状を125ページにわたり記録しています。市民の人はみんな元気に生活しています。強靭(レジリエント)な都市づくりをしています。4月14,15日には郡山で「レジリエント・コミュニティ国際シンポジウム」を開きました。私は安心・安全とは言いません。データが出ていますからそれに即してそれぞれの人が判断してきていただきたい。放射能について基礎知識ぐらいは学んできていただきたいと思います。そうすれば今の郡山については全く心配ありませんよ。

 ―郡山への観光客はだいぶ増えていると聞いていますが。

 郡山への観光客の入込数は2010年度は400万人でした。それが2011年3月の東北大震災で半分近くの11年度は半分の211万人に落ちました。それが我々の観光キャンペーンなどの効果が出て14年度は震災前の90%の362万人まで増えてきました。あと一歩の状態です。郡山は福島の奥座敷ともいわれ磐梯熱海温泉など温泉地があります。「ビックパレットふくしま」「カルチャーパーク」などの観光地もあり、これから観光客が増えてくることを期待してます。今や中国人の爆買が話題になってますが、外国人の観光客は東京などに比べると少ないですね。インバウンド(外国からの観光客)を増やしていきたいと思います。

 ―観光についていろいろな考えを持っているようですが。

 日本の観光は1泊2日が多いですね。もっと長期に滞在していただきたいと思います。外国人のイサベル・バードやパーシバル・ローエルなどが明治時代に日本に来て良さを知って帰りました。貝塚を見つけたモースも科学的なツーリズムをしました。こうした人たちは日本に長期滞在して良さを発見しました。たくさんの人が来ることも必要ですが、観光の質を上げることも必要だと思いますね。日本人が気が付いていない素晴らしい点を観光で見つけてほしいですね。和食ブームなどは外国人が良さを見つけましたね。

 −ところで中央の役人をして郡山の市長をしてその違いは何ですかね?

 中央の行政は理論で済みますが、地方は実践ですね。医学でいえば中央は基礎医学で地方は臨床医学です。地を這いまわってやるのが市長です。

 

| 観光立国 | 08:33 | - | - | pookmark |
最新記事
カテゴリ
月別記事
CALENDAR
S M T W T F S
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930 
<< June 2017 >>
モバイル
qrcode
LINKS
PROFILE