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2016.11.10 Thursday

作家の終活
75歳からの「信長の棺」で作家デビューして加藤廣氏が「昭和からの伝言」(新潮社 初版16年8月)を書いた。加藤氏の生まれてから現在までの履歴書と若い人たちへのお願いを書いている。それによると加藤氏は東大法学部を卒業した時にホンダに行くか日本中小企業金融公庫に行くかの選択があった。新しくできた公庫に興味をもってそちらに進んだ。作家になる夢もあったことも公庫を選んだ理由でもある。公庫では大蔵省、通産省から来た幹部との摩擦を感じながら仕事をしてきた、と書いている。
加藤氏が公庫の審査について企画部時代に早くするやり方を通産から来た幹部に見せたところ、それが日本興業銀行から来た幹部に見つけられて「君はどういう考えなんだ。今までやってきた興銀方式の審査にもんだいがあるのか?」とつるし上げられてこのやり方がほうむられた。
ところがそのあとに大蔵省から来た吉岡総裁が加藤氏の案を採用して審査が早くなった。加藤氏は「サラリーマンというのはトップ次第ですね」と書いている。
一方、企業作家の高杉良氏は「小説新潮」の16年2月号から「小説・めぐみ園の夏」の連載を始めた。この小説は高杉氏の少年のころのことを書いており、自叙伝である。作家になるまでのことを書き綴ってゆくことになる。老齢化時代になり作家も高齢者になるとともに自分の来た道を書いて終活する。

 

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