老齢化で悩む日本記者クラブ 会費値下げで会員増をもくろむ
2016.12.19 Monday
藤森さんへ12月19日コンフィデンシャルです
老齢化で悩む日本記者クラブ 会費値下げで会員増をもくろむ
日本記者クラブ(伊藤芳明理事長・毎日新聞専務)はメンバーの主力の個人D会員の会費を17年4月から値下げする。この厳しい時期に値下げをするのは会費を下げて会員増をもくろんでいる。新聞記者のOBが記者クラブに入る時には個人D会員になる。現在の2500人の会員のうち850人を占めるD会員は主力である。記者会見などもこのD会員がほどんである。
ところがこのD会員が減り続けている。毎年平均で17人へっており、このままでは経理上大変になるということで現在の会費月額6100円を一律5000円に下げて、減員を止めようという狙いである。やめてゆく人たちの言い分は「年金生活になると月6100円は厳しい」ということである。そのために会費の負担を下げることでクラブ員の減少を泊めるとともにあたらしくOBになる人にはいってもらうという狙いもある。
この値下げとともに今まで80歳以上の人に適用していた割引会費の2000円の適用を辞めて、今までどうりの5000円にする。80歳以上の会員が増え続けているためである。
伊藤理事長は「財政は厳しくなっており、どうすしてゆくかを検討したところこの案になった。当面は値下げで会費収入は減るとしても長期的に見れば収入は増えてゆくと思う。新しく会員になる人を増やすようにするのがこれからの課題です」と話している。この措置とともに今まで発行していた記者クラブの会員名簿も中止する。経費節減にも努めてゆくという。