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2019.04.05 Friday

ニュースの勝負はインターネットへ
新聞記者を30年以上してきて、4月末が平成の最後で新しい時代になるが時代に取り
残されているということをつくづく感じる。一つ電車の中で新聞を読んでいる人がまれに
なってきている。昔は満員電車の中でも新聞を小さくたたんで読んでいた。今は一斉にス
マホを見ている。二つ目は新聞、雑誌でも電子版が主流になってきている。「電子版に書
いたので見ておいてください」という話が多くなり、新聞にもこの続きは電子版で読んで
ほしいということが多くある。
一方で取材の仕方を見ていると記者はパソコンとにらめっこで記事を書いている。いち
早くニュースを流さなくてはならないのでこういうスタイルになるのだろうが、相手の顔
や目を見ていない。我々の時には相手の顔を見て質問し、この答えでさらに質問するとい
うのが普通であった。
激変してきているニュース現場についてニュースサイトの「ジェイ・キャスト」の杉
浦信之社長に話を聞く機会があった。
杉浦社長は朝日新聞社で報道局長やGLOBE編集長などをして木村伊量社長の下で取
締役になった。当時、慰安婦問題で朝日新聞が誤報をしてそのお詫びの会見をした。その
会見でいろいろな問題が出て辞めた。そのあとジェイ・キャストに入社した。創業者の社
会部出身の蜷川真夫会長に引っ張られた。この会社は創業して22年になる。新聞記者の
蜷川氏がよくこうしたニュースサイトを作ったものでだと思っていたが、今や広告収入で
十分に経営していける。
ジェイ・キャストには記者が7人、デスクが3人いてニュースの取材と整理をしてい
る。このサイトはニュースが勝負でありほかのサイトに負けないように競争している。と
いうのもいかに自分のニュースサイトにお客を引っ張るか、が勝負になる。
「そういう意味では新聞と一緒です。広告で成り立っている会社なので、遅いニュース
を流していては広告が付きません。早く良いニュースを取るように記者にはっぱをかけて
います」と杉浦社長は話している。
ジェイ・キャストにはこうしたニュースが一面を飾っているがその他に新聞でいう企画
ものもある。テレビウォッチではワイドショウーからドラマ、深夜番組まで話題になった
テレビについて流している。BOOKウォッチでは新刊書だけでなくすでに出ている本な

ども紹介している。会社ウォッチでは会社のドラマを書いている。このほかにはトレンド
というコーナーでは新製品や新サービスなどを紹介している。
eラーニングではオンライン学習システムも最初のころからやっている。
広告によって経営が成り立っていることでいかにページビュー(何回アクセスするか)
とユニークユーザー(何人アクセスするか)を増やすか、が経営に響いてくる。杉浦社長
によるとDSP/SSPを活用し瞬時に決まってゆく。広告のプラットフォームで「20
代の若い女性の人に見てもらいたい」という需要(希望)に対して「いくらでやります」
という供給を伝えて、一番高い広告主に落ちる仕組みになっている。RTB(リアル・タ
イム・ビット)で決まっていく。
このように新聞からインターネットからの情報サービスが増えてきていることに対し
て広報マンも対応をしなくてはならないだろう。しかし、電子メディア取材でも人が行う
ものである。人対人の対応を誠実にやることが新しい元号になっても変わらないだろう。
(広報ソルーション懇話会のホームページから)

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