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2020.07.04 Saturday

ダマレ!造反重役
松下電器を担当して山下のことも驚きだったがもっとすごい重役がいた。松下は7月に
恒例の取締役と記者クラブとの懇談をする。50年7月22日に大阪のプラザホテルで行
われた。松下は正治社長、佐伯広志専務など5人が出席した。松下社長は「操業低下が響
いてコストが上がり苦しいですよ。もう少し景気が良くなるように政府にお願いしたい」
と話し、佐伯専務も「夏物はよくなったが洗濯機などは相変わらず悪いです」と消費不況
の中で暗い話が続いた。
ところがショーケースやカーステレオ、視聴覚機器などの特機営業担当の浅田義雄取締
役だけは「カークーラーは全体で昨年昨年の3割減なのに松下だけは5割増。私が担当し
ている部門から見るとすでに景気は回復している」と威勢よくぶち上げた。ほかの役員は
あまり話をしたがらないのに再三調子のよい話をしたためについに発言途中で松下社長か
ら「もういい」とマイクを取り上げられてしまった。松下社長にすれば調子のよい話をす
ればするほど、松下社長の話と違ってくるので耐えられなかった。
会見の後で浅田取締役は「もっと業績を伸ばすために私を副社長にしてもらいたい。そ
うすれば売り込みのために得意先の知事など官公庁の首脳らに簡単に会えるようになる。
記者会見の席上で私を副社長にするように直訴しようとしたのにマイクを取り上げられて
残念だった」サラリーマン重役らしからぬ「造反重役」の元気の良さであった。
 

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