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2006.12.01 Friday
 志村務(しむら・つとむ)
[プロフィール]千葉県出身。1985年東京大学法学部卒業。運輸省(現国土交通省)入省。運輸政策局観光部旅行振興課補佐官、在大韓民国日本大使館一等書記官。自動車交通局企画官。関東運輸局企画観光部長を経て現職。44歳。
simura
  中小企業振興から観光問題に取り組む
―経済産業省として観光にどのような体制で取り組んでいるのでしょうか?
 経済産業省としては商務情報政策局が担当しています。私の名詞には観光・集客チームの参事官という肩書きが書かれています。地域の活性化のために観光客を増やすことが仕事です。中小企業庁とも連絡をとりながら取り組んでいます。06年6月に二階大臣の時、新経済成長戦略大綱を決めて重点6分野を決めました。その中に「観光・集客」を入れてあります。この観光・集客分野において必要なことは二つあります。一つは需要拡大のための施策であり、あと一つは競争力・生産性の向上です。 ―具体的に何をしていますか?
 サービス産業創出支援事業という名前で集客交流を図っています。例えば栃木県宇都宮市では「宇都宮軽音楽文化振興コンソーシアム」ということでジャズフェスティバルと一般の観光客を融合した都市観光振興を図ります。和歌山県では和歌山観光医療産業創造グループが観光資源を観光医療サービスとして再構築しています。このように全国から125件の応募の中から18件選んで1〜2億円の補助をしています。
―人材育成事業にも06年度に6億6千万円使ってますね。
 人を集めるには人材を育成する必要があります。そのために「集客交流経営人材育成事業運営委員会」(座長・松田昌士JR東日本相談役)を作り、人材育成のための教育プログラムの開発を進めています。特に事業で必要な人材と地域経営で必要な人材を分けています。このほか、観光・集客サービスの成功要因分析も06年2月から始め、06年度は「観光・集客交流拡大要因研究会」(座長・安島博幸立教大教授)を続けています。この二つの委員会や研究会での結果を観光に生かしていきたいと思います。
―経済産業省として小泉元総理が打ち出したVJC(ビジット・ジャパン・キャンペーン)にどのように協力していますか?
聞きなれない言葉ですがMICEを通じた観光交流の拡大に取り組んでいます。Mはミーティングでセミナーや会議、Iはインセンチブといわれ企業の表彰や研修旅行、Cはコンベンションで国際会議や学会、Eはイベントでスポーツや展示会です。安倍総理も国会の所信表明演説で「この5年以内に主要な国際会議の開催件数を5割以上伸ばしてアジアでの最大の開催国を目指す」と言っています。経済産業省としても努力しなくてはいけません。

| 観光立国 | 13:50 | comments(0) | trackbacks(6) | pookmark |
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