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2007.01.30 Tuesday
九段中学校で同級生だった岡村大君から1月2日から7日まで銀座松坂屋別館5階のカトレヤサロンで「書作展」を開く、という案内をもらった。3年前にも開いており、その時の作品が良かったので、今回も行こうと思っていた。岡村君の父親も「天渓」と号した書道家である。九段高校から東北大学文学部に進みインド哲学を学んで、ミッション系の聖パウロ学園の教師になった。この学校は全寮制で、日ごろのしつけも厳しく鍛えていた。或る時、岡村君から電話が入った。
 「朝日新聞がうちの学校のことを取り上げて悪く書いているので、何とかならないのか?」
 ということである。
私は岡村君に担当していた当時の支局の記者に連絡して岡村君に「紹介しようか?」と話した。岡村君は「記者には取材に来て知っているので必要は無い。取材をしないようにできないのか」という。学校に不満を持っている父兄が朝日新聞に垂れ込んで、一方的に書いていることが気に食わないというわけである。その話の途中に岡村君が「記者が犬のようにかぎまわっている」といったので「そういう言い方は無いだろう。犬とは何だ」ということになり、それきりになった。それからしばらくして岡村君は学校をやめて書道家になった。
こうした展覧会に行くときに困るのは何を持っていくかである。音楽界なら花なのだろうが書道展なのでお菓子を持っていった。作品は「篆書」「隷書」「楷書」「行書」「草書」で書かれていた。篆書が岡村君としては一番作品が多かった。「雲白く遊子悲しむ」という島崎藤村の作品から取ったり、「一鳥鳴かず山更に幽なり」という王安石の漢詩からの作品が出ていた。隷書では「世辞浮雲 何ぞ問うに足らんや」という王維の漢詩があった。
岡村君としばらく話したが、小学校の生徒を教えているが、自由にやらせると篆書なども立派に作る、と話した。その作品を見せてくれた。大人の人が作ったのと変わりは無い。困っていることは作品を掛ける掛け軸や表装屋が少なくなってきていることだという。若者が継がないので老人が細々と続けている。「いつまでこの作品店が開かれるか分からない」と嘆いていた。久しぶりに正月らしく漢詩や和歌の世界を味わった。
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