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2007.05.02 Wednesday
日本商工会議所の山口信夫会頭は、陸軍士官学校の卒業で戦略家の瀬島龍三・伊藤忠商事顧問の弟子でもある。この山口会頭が戦略を誤った。というのも稲葉興作・石川島播磨重工会長(IHI)から会頭を引き継ぎ2期6年で止めることを決めていた。後任には東芝の岡村正会長を考えて、04年11月に副会頭に指名した。ところが突然05年5月に当時の奥田碽経団連会長から日本経団連の副会長に引っ張られた。東芝は石坂泰三、土光敏夫氏と歴代会長を出している経団連では名門会社である。奥田会長は将来の会長候補として引き抜いた。
 山口会頭としては、川本信彦・本田技研工業相談役や田中順一郎・三井不動産会長、佐々木幹夫・三菱商事会長などがおり、その中で選べばよいと、考えていたふしがある。
 07年になって次期会頭を決めなくてはならなくなった時に田中氏は健康上の理由で、佐々木氏は経団連副会長に行ってしまい、最後の切り札が川本氏であった。ところが、川本氏は社内の反対もあって辞退した。進退窮まった山口会頭が3月20日に御手洗冨士夫日本経団連会長とひざ詰め談判をして、岡村氏が日商会頭になることになった。日本経団連の副会長から日商会頭になるのは初めてのことである。新日鉄の永野重雄会長が日商会頭で、稲山嘉寛社長が経団連会長時代はお互いにライバル意識があり、こうした人事はありえなかったであろう。山口会頭としては最後の頼みであった川本氏に断られたことが響いたということだろう。
 岡村新会頭も消費税の引き上げが予定されている中での就任だけに前途は多難である。

| 経済・財界 | 11:34 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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